吉田修一

2015年3月 7日 (土)

怒り(上)(下)

2243「怒り(上)(下)」 吉田修一   中央公論新社   ★★★★★

八王子で夫婦が殺害された。現場に残された「怒」の血文字。犯人は山神一也と特定されたが、行方が知れない。それから一年。房総で暮らす洋平・愛子親子の前に、田代という男が現れる。東京の大手企業に勤める優馬は、直人と暮らし始める。女子高生の泉は、沖縄の離島で田中と知り合う。前歴不祥な3人の誰かが、山神なのか・・・。

「悪人」「さよなら渓谷」に連なる作品というので、読んでみました。

いきなり現れた前歴不祥の3人の男。この中に殺人犯がいるのか、いるとしたら誰なのか。それぞれが怪しいといえば怪しいのですが、逆に人を殺せそうな人間にも思えないのです。

では、人を殺せそうな人間というのはどういうものかと考えると、これまたよくわからなくなってきます。明らかに危なそうな人が必ず殺人犯というわけでもない。逆に、虫も殺さぬ顔で人を殺す人だっているのでしょう。

「悪人」でもそうでしたが、根っからの悪人というのは存在しないし、同時に善だけの人間も存在しない。言葉にすると簡単なことが、現実ではこれだけ人を揺さぶるのだと、思い知らされたような読書でした。自分と彼らがどれだけ違うのか、またどれだけ人を信じることができるのか、とうてい他人事とは思えませんでした。

3人の男と、彼らと関わった人々のたどった道は、けっして明るいものではありません。洋平と愛子も、優馬も、泉も、自分の弱さと向き合うというつらい体験を強いられます。それでも、かすかな希望を感じたような気がします。ただ、辰哉のことだけが、重苦しく胸をふさいでいます。

死んだ人はかえってこない。だから、後味のいい話とは言えませんが、たくさんの人に読んでほしい物語です。

2012年7月 1日 (日)

さよなら渓谷

1885「さよなら渓谷」 吉田修一   新潮社   ★★★★

四歳の子供を殺した疑いで逮捕された女の隣家に住む尾崎俊介とかなこ夫婦。事件の取材に訪れた雑誌記者・渡辺一彦は、ひょんなことから尾崎の「過去」を知ってしまう。そして、単なる隣人だったはずの尾崎が、子供殺しに関与しているという噂が流れ・・・。

吉田修一らしい、ざらりとした嫌な感触が全編に漂っています(ほめてるんですよ、一応)。

奇妙なタイトルなので手を出さずにいましたが、だいぶ以前にどなたかのブログで高評価だったので、じゃあ読んでみようかな、と。親による子供殺しの話か?と思って読み始めたら、話は意外な方向に転がっていきました。子供殺しとはまた違った意味で、重い話です。

う~ん。こういうのって、どうなんでしょう。やっぱり、男性と女性では、感じ方や考え方が違うのでしょうか。おそらく、この「違い」はわかりあえない気がします。そのせいか、読み終えても、すっきりしないのです。なんかこう・・・もやもやしたものが、ずっと残っている感じで。でも、それをあえて書こうとする吉田修一ってすごいよなぁ・・・なんてことを考えたりしています。

ただ、どうなんでしょう。最後の渡辺の問いは必要なかった気がします。言わなくても、もう読者にはわかっているのだから。

2011年12月10日 (土)

平成猿蟹合戦図

1793「平成猿蟹合戦図」 吉田修一   朝日新聞出版   ★★★★

長崎の五島福江島から、赤ん坊の瑛太を連れて上京してきた美月は、歌舞伎町で途方に暮れていた。瑛太の父・朋生は五島から博多へ、そして東京へと、仕事を求めてさまよっているらしい。しかし、勤め先だというホストクラブに、朋生はまだ現れない。そんな時、美月に声をかけてきたのは、バーテンの浜本純平。朋生とも顔見知りだという純平に、美月は心を許すのだった。

新聞の書評でもずいぶん好評なので、これは読まねば!と借りてきました。帯のコピーは

「優しい人間がバカを見るような世の中にしちゃいけない」

「新宿歌舞伎町で働くバーテンがニッポンの未来を変えていく!?」

この「バーテンが~」に興味を惹かれましたが、第一幕では何が何だか。いろんな人たちが登場して、それぞれの生活やら事情やらがあって・・・。舞台も東京だったり、秋田だったり、もうさまざま。人間関係もわけわからず。

ただ、いずれこれが収束していくのだろう・・・と辛抱強く読んでいったら、きました! 第二幕で人物をつなぐ糸がはっきり見えはじめ、ああなるほど、と。それが第三幕で、見事に環となります。

元バーテンが国会議員をめざす(というか、めざさなければいけなくなる)物語の展開と構成もよいのですが、それ以上に、「猿蟹合戦」をイメージさせるような弱者が強者に仕返しをするという構図が透けて見えるようでなかなか見えないところが秀逸でした。帯のコピーの一つ目、「優しい人間が~」が、読み進めるにつれじんわり効いてきます。それでいて、仕返しをする側の身を切るような思いと、それでもなお傷つく心情が、それぞれの登場人物に託して語られています。

純平は、悪人ではないけれど、ちゃらんぽらんな男です。ただ、彼がいると、なんとなく場が明るくなり、みんなが元気になってくる。そんな人間が切実に必要とされる社会。それはどうなんだろうと思わないでもないですが。ついつい、今の震災後の世の中に、純平が実在したならどうなっているんだろうと考えてしまいました。

それでも、純平に救われた人たちがいるのも事実。彼は特別なことをしたつもりはないのでしょうけれど。物語の幕切れ、サワばあちゃんの「お話」に、思わずホロリとさせられました。そう。なんの力もなくても、人を「よやさっと」立ち上がられることができたりするのですよね。

最後に、一番印象に残った言葉を。終盤近く、純平の選挙参謀である園夕子が言ったことです。

「結局、人を騙せる人間は自分のことを正しいと思える人なんです。逆に騙される方は、自分が本当に正しいのかといつも疑うことができる人間なんです。本来ならそっちの方が人として正しいと思うんです。でも、自分のことを疑う人間を、今の世の中は簡単に見捨てます。すぐに足を掬われるんです。正しいと言い張る者だけが正しいんだと勘違いしてるんです」

2010年11月17日 (水)

悪人

1614「悪人」吉田修一   朝日新聞社   ★★★★

出会い系サイトで知り合った佳乃を殺してしまった祐一。その祐一と出会い系サイトで知り合い、「逃避行」をすることになった光代。祐一と光代は、互いに少しでも一緒にいたいと切実に願い、逃亡生活を送るのだが、二人の行きついた先は・・・。

ミーハーだと思いながら、借りてきました(笑) 一応、映画化される前から気になってはいたのですが・・・吉田修一作品は、ときどき「うわ!」ってことがあるので敬遠していたのです。

読みながら感じていたのは、「吉田作品は渇いている」ということ。ドライというのではなく、淡々と描かれている場面でも、何かを渇望しているような・・・むさぼるように何かを求めている人間の姿が生々しく(でも、微妙な節度をもって)描かれているのです。これは、初めて吉田作品を読んだときから感じていたことでもあります。

登場人物は、なんとなくどこかにいそうな人たちばかりです。自分ではないけれど、こういう人っているよね、という。それは、祐一や光代だけでなく、殺された佳乃の親とか、佳乃が憧れていた増尾とか、祐一の祖母や母親や・・・。だから、ふっと物語の世界の中に自分もいるような気がすることがありました。

かと思うと、「関係者の談話」みたいなのがところどころに入ってきて、ワイドショーとか週刊誌を見ているような気分になり・・・。この小説そのものが、現代の「事件」のあり様を、多面的に映し出しているのです。読みながら、どんどん引き込まれていきました。

祐一と光代の、互いを何にも代えがたい相手として愛し合う姿は、幻想だったのでしょうか。それとも、やはりあれが、二人がようやく巡り合えた愛だったのでしょうか。光代が言う「あそこに自分を愛してくれる人がいる」という思いは、すごくわかる気がしました。祐一の「自分の言うことを信じてくれる人がいた」という思いも。祐一がそう思う理由は、あまりにもやりきれないですが。

そして、二人の物語ではなく、事件に関わった多くの人の物語として重層的に描いているところが、この物語のすごさです。だから、読み終えて思ったことは、「全くの善人なんてこの世には存在しない。では、悪人とはいったい誰だったのか?」ということでした。

まだ、頭の中がぐるぐるしてます。この間読んだ「横道世之介」は、ほわんとしたテイストの大人の童話という雰囲気でしたが、こちらはガツンガツンきます。なるほど、映画化したくなるわけです。

2010年9月12日 (日)

横道世之介

1564「横道世之介」吉田修一   毎日新聞社   ★★★★

横道世之介。九州から上京した大学1年生。なんとなくボーっとしていて隙だらけ。なんだかしまらない世之介が、東京で過ごした1年間とは・・・。

「悪人」が話題ですが、あえてこちらを。吉田修一、久しぶりです。どうも作品によって私には当たり外れが激しくて、最近は敬遠してました。この本も、主人公の名前があの西鶴からとった「世之介」というので引いていました。が、なかなか高評価なようなので。しかも、どうやら世之介は私と同年代。あのバブル期に学生時代を送った者としては、これは読まなきゃいかんでしょう、と。

結論。ものすごく、よかったです。ほんとは★4.5くらい。5つにしてもいいかなと思ったほど。

個人的にこの時代のふわふわ感というか、みんなが地に足のついてない感じがリアルにわかるというのがポイント高かったです。世之介は、あの当時、どこにでもいた学生です。ごくごく普通の、ちょっと冴えない、そんな人。そんな彼が、「東京」で過ごした1年で、何かを少しだけ得ていく話。

実は、この「何か」という・・・言葉で表現できない「何か」という感覚に、ものすごく共感してしまったのです。あのバブルの時代は、今となってはすごく奇妙な、滑稽なものとしか思えないですが、あの時代を生きていた私たちには、それなりに「何か」があったのですよ。それを説明せよといわれると、口ごもってしまうのですけれど。

時間軸が現在と過去とを行ったり来たりして、世之介に関わった人たちのその後が描かれている構成も、とてもよかったです。祥子が最初は好きじゃなかったけれど、「その後」の祥子があんなふうになっていて、なんだか嬉しかったです。世之介と出会ったことで、祥子も、世之介も、人生の新しい扉が開かれたんですね。

いろんな人と時間がクロスすることで、新しい世界が開けていく・・・世之介のかっこ悪い(というか、ほとんどの人がこんなもんですよね・笑)生き方は、まさに希望を感じさせるものだったと思います。

2007年5月 4日 (金)

うりずん

1111「うりずん」文 吉田修一  写真 佐内正史   光文社   ★★★

 佐内正史の写真に、吉田修一が掌編小説をつけた、写真と小説のコラボレーション。

 いちおう「スポーツ」がキーワードみたいになっています。本の前半に写真がずっと並んでいて、ところどころに「部活」「声援」「解雇」「告白」なんてキャプションがついています。そして、本の後半は、そのキャプションを題名にした小説。
 だいたい、写真を見てもそのキャプションがイメージできないものが多くて、いったいどんな話になるんだろう?と。そして、読んでみて「こうきたか~」。吉田さんのイマジネーションは、私にとっては意外な線が多くて、ちょっと驚きました。
 印象的だったのは、「声援」「告白」「息子」「失敗」といったあたり。
 全体的に主人公が大人に設定されているものが多いので、それなりに共感できました。小説を読んでから写真を見直すと、また見えてくるものが違ったりして楽しかったです。
 それにしても、どうしてこの本のタイトルが「うりずん」なのかしら・・・。沖縄でいう、春と夏の間というか、一年でいちばんいい季節のことなんですよね。

あしか > ちょっと聞いただけじゃ読まなかったかも、と思いますが、まゆさんの書評を読んで我然読みたくなりました。
「こう来たか・・・」って言うのが知りたいですよ! (2007/05/06 01:40)
まゆ > あしかさん、私は吉田修一の感性って自分とは異質だと表いて、だからよけいに意外性を感じたのかもしれません。あしかさんの感想が楽しみです。 (2007/05/06 20:24)

2007年1月22日 (月)

初恋温泉

1072「初恋温泉」吉田修一   集英社   ★★★

 突然、妻の彩子が別れ話を切り出した。全く予想もしていなかった事態に、重田はとまどうばかり。その翌日に二人でやってきた温泉で、重田は彩子とのこれまでを思い返す。自分のがんばってる姿を彩子に見てほしい。その思いだけで、ここまでやってきたはずなのに・・・。

 表題作のほか「白雪温泉」「ためらいの湯」「風来温泉」「純情温泉」というラインナップの短編集。実在する温泉宿を舞台にしているようです。私は「白雪温泉」の舞台の青丹温泉(通称・ランプの宿)しか知りませんでした。
 一番好きだったのは、高校生カップルの「純情温泉」でした。二人ともかわいいし。後味もいいし。でも、大人になったら二人とも変わっちゃうんだろうな・・・と思ってしまう自分がちょっと悲しい。
 次は「白雪温泉」かな。「ドラマに出てくるおせっかいでおしゃべりな脇役タイプカップル」と評された二人が、雪深く静かな温泉に行く話。最後の着地点が、意外にも心地よかったです。
 表題作の「幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らない」という言葉が印象的でした。

 今年になってすでに吉田作品2作目。前に読んだ「長崎乱楽坂」に比べると、アクがなくて読みやすいですね。その代わり、物足りない気もします。

あしか > 「長崎乱楽坂」に比べるとアクがなくて読みやすい代わりに物足りない。まさにそうですよね。私は断然あっちが好きなので、この軽さはちょっとな・・と言う所ではあります。軽くても「ランドマーク~」くらい行ってくれたら好みの範疇なんですが、わかり易過ぎで・・。 (2007/01/23 13:41)
まゆ > あしかさん、私は吉田さんのアクの強さはちょっと苦手です。でも、読みやすすぎると、吉田修一の持ち味じゃない気がしちゃうんですよね(苦笑) (2007/01/23 20:36)
kanakana > 私も「白雪温泉」と「純情温泉」が好きでした。「純情温泉」の舞台となった温泉には入ったことがあるので、それで評価が甘くなったかも(笑) (2007/01/23 22:03)
まゆ > kanakanaさん、行ったことあるんですか~。でも、あの話はこの中で一番ホッとする話でした。読んでると、温泉行きたくなりますね。 (2007/01/24 20:10)

2007年1月 2日 (火)

長崎乱楽坂

1064「長崎乱楽坂」吉田修一   新潮文庫   ★★★

 父が事故で亡くなり、母の実家に戻った駿と悠太の兄弟。そこは、長崎の地方ヤクザの一家。背中に刺青を背負ったたくさんの男たちが出入りするその家の離れで、駿は幽霊を見てしまう。

 こういう時代が確かにあった。・・・というのが、これを読み終えて、ふと心に浮かんだことです。
 長崎には土地勘もないし、もちろんヤクザとは無縁の生活を送ってきた私ですが。平成の時代にはもう失われてしまった猥雑さというか、それゆえのエネルギーというか・・・確かに、そういうものは存在したのだ、と強く感じたのでした。
 兄の駿の視点で、その成長を追うように描かれる短編は、同時に「一家」の崩壊を描いていきます。そして、最終話で視点は弟の悠太にスイッチ。何者にもなれなかった駿が、客観的に描かれます。
 駿は結局、この家の空気に馴染みすぎたというか・・・すっかり取り込まれてしまったのだ、という気がします。魅入られた、と言ってもいいかもしれません。逆に、悠太があっさりと家を出てしまっていることに驚きました。まだ幼かった彼は、「男たち」の幻影にとりつかれることもなかったのかもしれません。
 短い話なのだけど、感じたことがなかなかうまく言葉になりません。すごく好きなわけではないけれど、印象的な物語でした

2005年4月22日 (金)

春、バーニーズで

780「春、バーニーズで」吉田修一   文藝春秋   ★★★★

 服を買いに新宿に出かけた筒井は、かつて一緒に暮らしたことのあるオカマと再会する。
 妻と、血のつながらない息子と、義母との生活。一見平穏な日々の中に浮かび上がる亀裂は・・・。

 図書館に「新刊」で入ってました(今ごろ・・・)。
 連作短編集。短いのと文章が簡潔なのとで、サクサク読んでしまいました。こんなに読みやすくていいのかしら、というくらい。
 表題作は「最後の息子」を連想してしまうのですが、「オカマと同棲していた」というインパクトのある過去が、物語の中に読者を引き込んでしまいます。
 息子との関係を描いた「パパが電車をおりるころ」、夫婦が主題の「夫婦の悪戯」、筒井がふと会社を無断欠勤してしまう「パーキングエリア」と、いずれも緊張感をはらみながらも淡々とした語り口で、全てが印象的な物語。シンプルな装丁がピッタリのお話。
 ただ、ひとつだけわからないことが。最後の「楽園」も、連作の一部なのでしょうか。それとも、別物?主人公が筒井なのかどうかわからず、これだけは首をひねってしまいました。

たばぞう > 私的には「楽園」は違うかな~と感じました。本当はどうなんでしょう?。オカマと同棲していた彼も、今はこんなふうな結婚生活を送っているんですね。彼の立場でこの本を読んでしまったので、「パーキングエリア」の最後の「そのホテルに泊まってきて」という妻の余裕(というか、優しさというか、とまどいというか)に、私はぐっときました~。 (2005/04/24 17:47)
まゆ > たばぞうさん、私も違うと思いたいです。発表された雑誌も違う見たいだし、これだけは別物だと思いたい。でないと、「パーキングエリア」で、瞳が筒井に「泊まってきて」と言ったのが、意味をなさなくなってしまうんだもの。そう思うのって甘いんでしょうかね。 (2005/04/24 19:45)

2004年4月19日 (月)

パレード

498「パレード」吉田修一   幻冬舎文庫   ★★★★

 2LDKのマンションで、共同生活を営む四人の男女。家族でもない、友達でもない、微妙な距離感を保って暮らす彼らのもとに、男娼のサトルが現れる。五人で暮らし始めた彼らは・・・。

 「『パレード』はいい」と聞いていたけれど、図書館にないしどうしようかなあ・・・と思っていたら。あっというまに文庫化されました。幻冬舎、サイクル早いです。
 さて、期待に違わずよかったです。男女四人の共同生活だけれど(途中から五人か)、彼らの中に恋愛関係が全く存在しないところがよかった。変にベタベタドロドロにならなくて。彼らは「上辺だけのつきあい」だけれど、その距離感が読んでいて心地よかったです。孤独なのは嫌だけど、他人と深く関わるのも嫌・・・というのは、ちょっとわかる気がします。
 登場人物はいずれもどこか壊れちゃってるような人たちなんだけど、妙に存在感があって、魅力的。
 さらに、文章が軽妙で、読んでいて気持ちよかったです。
 ただ、最後の展開は意外でした。まさかそんなことになってたなんて。怖いよ、あんたたち・・・。 

たばぞう > 本当、「怖いよ、あんたたち・・・」でしたよね。宙ぶらりんな気分のまま読み終えました。 (2004/04/19 22:09)
あしか > 文庫化されたんですか?買わなくちゃ!って吉田修一病なのに文庫なんてせこいと自分でも思うんですがなんせ置き場所のほうが切羽詰ってるんです・・。この人どんどんおもしろくなるんですけど今後どうなるんでしょうかね~。そういえば「燃えよ剣」映画化みたいですね。配役はなかなか良いように思いましたが、まゆさんからみたあの土方像はいかがでしたか? (2004/04/19 22:13)
まゆ > たばぞうさん、まさかあんなラストを迎えるとは・・・。で、これで終わっちゃうの?おいおい・・・って気分でした。
あしかさん、文庫化されましたよ~。吉田修一、未読のものけっこうあるので、これから読破しようと思ってます。
「燃えよ剣」映画化ですか。全然知りませんでした。土方さんはどなたがやるのでしょう?  (2004/04/19 23:06)
あさこ > 文庫化、やっぱり幻冬舎は早いですよね~。川上弘美の解説だけ立ち読みしました(笑)この本のラストは、ほんとびっくりですよね…。人間関係の描き方も、吉田さんは巧いなぁ、と思いました。 (2004/04/20 00:51)
あしか > あの、ほら、白い巨塔で弁護士だった人・・え~っと。そうそう上川隆也。で、沖田総司が真珠夫人の葛山シンゴみたいですよ。もしかしたら映画じゃなくて単発ドラマとか舞台とかなのかもしれませんが。たぶん映画だとおもうんですよね・・・だんだん自信なさげになってきた・・。 (2004/04/20 00:54)
あしか > すみませんすみません!やっぱり舞台でした。明治座5月公演だった!失礼いたしました。得意の早とちりです・・・。 (2004/04/20 08:21)
まゆ > あさこさん、解説が川上弘美ってとこもよかったですね。登場人物どうしの微妙な距離感が、なんかとってもよかったです。
あしかさん、わざわざありがとうございます。上川さんはキャラメルボックスの舞台でも土方を演じてて、好評だったんですよね。そういう意味では適役なのかもしれません。見てみたいなあ。 (2004/04/20 21:16)

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