芥川龍之介

2012年1月13日 (金)

トロッコ・一塊の土

1814「トロッコ・一塊の土」 芥川龍之介   角川文庫   ★★★

良平は、鉄道工事で使っているトロッコに興味をもっていた。ある日、良平は思わぬなりゆきで、そのトロッコで、線路をはるか遠くまで乗っていくことができ・・・。

「トロッコ」「報恩記」「仙人」「庭」「一夕話」「六の宮の姫君」「魚河岸」「お富の貞操」「おぎん」「百合」「三つの宝」「雛」「猿蟹合戦」「二人小町」「おしの」「保吉の手帳から」「白」「子供の病気」「お時儀」「おばばばば」「一塊の土」・・・大正1年~12年の作品集。

ちょっと仕事がらみで「トロッコ」を読んだのですが、ついでにほかのもひととおり読んでみました。こうしてみると、けっこう未読のものがあります。自分では、芥川はもうちょっと読んでるつもりだったんですが。

この中で好きなのは、やっぱり「六の宮の姫君」です。この話は、その題材や展開が芥川らしいというだけでなく、何かしら物語好きな人間の心をくすぐるのです。

おもしろいのは、当時の書評が収録されていること。けっこう辛辣なことを書かれてたりします。最近のぬるい書評とは全然違う。書かれた方はつらいでしょうが、でも、だからこそ必死で書くのも事実だったのでは・・・なんて思ってしまいました。

2011年11月26日 (土)

蜘蛛の糸・地獄変

1788「蜘蛛の糸・地獄変」 芥川龍之介   角川文庫   ★★★★

今さら内容を紹介するまでもないでしょう・・・ということで、あらすじは省略。先日読んだエッセイ集「人間はすごいな」で、『蜘蛛の糸』が話の流れで出てきたものが2編ほどあったので、ふと読んでみたくなりました。芥川をちゃんと読んだのは、いつ以来だろう・・・。学生時代はけっこうはまっていたのですが。

表題にある2編のほか、「袈裟と盛遠」「奉教人の死」「枯野抄」「邪宗門」「毛利先生」「犬と笛」を収録。

久しぶりに読んだせいか、新鮮な気分でおもしろく読みました。芥川ってこんなにおもしろかったっけ?という感じで。すごく練られたプロットだと思うんですが、きちっと整っているようでいて、なんとなく危ういバランスを感じたりして。

やはり、たまには読まないとね・・・と、つくづく思いました。

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