いやよいやよも旅のうち
3042「いやよいやよも旅のうち」 北大路公子 集英社文庫 ★★★★
「私に『旅人』の要素は一ミリもない」はずなのに、なぜかあちこち旅するはめに。北海道・山梨・岩手・三重・香川・沖縄。自転車で死にそうになったり、こんぴらさんの石段でよれよれになったり。キミコさんの爆笑旅日記。
待ってました! これ、すごく楽しみにしてたのです。なぜかというと…「岩手編」に出てくる公子さんのトークイベント、私も参加してたからです。ちなみに、トークショー&サイン会でしたが、場所はホテルのダイニングバー。なんと飲み放題! おつまみもたくさん! しかも美味しい! という、北大路公子さんにふさわしい設定でした。
公子さんは意外とひょうひょうとしてらした印象で。私は場馴れしてないし、一人で参加だったので、オドオドしてましたが、近くの席の皆さんとお話できて、楽しかったです。公子さんのトークを聞きながら、「それ、書いてましたよね」「ああ、公子さんらしい」なんて。
さて、公子さん、今回いろんなところに行かされてますが、私の印象に残ったのは、香川です。こんぴらさんの石段は恐怖でしかないし、高松平家物語歴史館(蝋人形で平家物語の世界を再現)は夢に見そうな怖さでした。なお、歴史館はすでに閉館されたとのこと。それから、山梨・富士急ハイランドには絶対行かないと心に誓いました(ジェットコースター嫌い&お化け屋敷死ぬほど嫌い)。
「ここには行きたくない」と思わせる旅日記って何?と思うわけですが。それでも、公子さんは相変わらずです。いろんなことで疲れたときは、公子さんのエッセイがおすすめです。笑えて、脱力します。
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