図書館の殺人
2422「図書館の殺人」 青崎有吾 東京創元社 ★★★★
風ヶ丘の図書館で、「人間臨終図鑑」で頭を殴られて、人が殺された。アドバイザーとして呼ばれた裏染天馬だったが、意外にも捜査は難航。期末テスト期間中の袴田柚乃も、いつも通りなぜか事件に巻き込まれ・・・。
シリーズ4作目。
なんというか、だんだん読みやすくなってきている気がします。文章が練れてきたのか、私が慣れてきたのか(笑)
体育館、水族館ときて、図書館。今回は、本にまつわる殺人事件です。ダイイング・メッセージもあったりして、いかにもな本格もの。そして、探偵役の裏染天馬は、いつも通りのダメ人間っぷりを発揮しながら活躍しています。
今回、風ヶ丘高校はテスト期間中。本筋からは外れるけれど、2年生の景品をかけた順位争い(おいおい・・・)や、天馬と八橋千鶴とのバトルもあったりして、なかなか楽しかったです。
さて、事件は、けっこう意外な展開でした。いつもなら、トリックは解明できなくても犯人は当たるんですが、今回はわかりませんでした・・・。やられた。
そして、天馬の過去に何があったのか、気になりますねえ。
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